教員の仕事

教員を経験して得たこと3選

こんにちは。じょんのびです。

今回は教員として8年間働き、

民間へ転職したじょんのびが

「教員を経験して得たこと」をお伝えします。

この記事を読むことで

現在、教員として働いているけど辛い、辞めたい

教員を続けたいけど、メリットはあるのか悩んでいる

教員志望だけど、どんな経験が得られるのか知りたい

そんな人に役立つ内容になればと思います。

子どもについての知識・理解が深まる

1つ目は「子どもについての知識・理解が深まる」です。

多くの子どもたちと接する教員という仕事。

元気、おとなしい、やんちゃ、心を開きづらい、素直な子など

子どもって本当に個性が豊かで一人一人みんな違います。

それが面白くもあり、教員は集団(学級)をまとめる役割も

あるため、苦労することもあります。

しかし、多様な子どもと関わる経験を通して

子どもに関する知識、理解を深めることができました。

教員を経験することで得た知識・理解は自分の子育てに生かせます。

私にも子どもが生まれ、いい子に育ってほしいというのは

ありますが、学校で様々な子どもを見ているので

過度な期待はしないように、子どもが変なプレッシャーを感じず

のびのびと子育てをしたいと考えています。

・勉強がすごくできなくてもいい

・障害があったとしても受け入れ、その子なりに育ってほしい

・人より成長が遅くてもいい

一方で

・相手の気持ちを考えられる思いやりのある子になってほしい

・自分のことを認められる子に育ってほしい

・失敗を恐れずに挑戦してほしい

すべてを期待するのではなく、「これだけは!」という軸を

もって子育てしていきたいと思います。

子どもはあれもこれも期待されたり、強制されたりすると

嫌がりますし、親の目を気にして過ごしてしまいます。

これまでの経験論ですが、

のびのびと過ごし、心優しい子どもは

保護者の方の理解・器が大きいです。

教員をしていた経験って絶対に子育てにも

通じる部分があると思います。

一方で日々の業務に追われ、忙しく、心の余裕がなければ

教員の経験をもっていたとしても

子どもとしっかり向き合うことができず

苦労すると思います。

教員の経験で得た知識・理解を生かせるかどうかは

自分の現在の生活環境次第です。

学校に期待してはいけないという考え

2つ目は「学校に期待してはいけない考え」をもてたことです。

誤解してほしくないのですが、

現在働いている先生方を悪く言っているつもりは1mmもありません。

多くの先生方は一生懸命がんばっている状況は理解しています。

では何が悪いかというと、「学校教育の仕組み」です。

「子どものためにがんばろう」と思っている先生も

多くの業務に追われ、様々な要望をされ、心が疲れ、

本来子どもと向き合いたいはずなのに力を発揮できない。

そんな状況を知っている・経験しているからこそ

私は現在の学校教育にまったく期待していません。

一昔前だったら、学校へ行き、先生の言うことを聞けば

大丈夫という時代もあったかもしれませんが

現在、学校は膨大な仕事、クレーム、なかなか進まない働き方改革に

疲弊していて、それどころではありません。

子どもと向き合うことに一生懸命な先生ほど、

自分や家族の時間を犠牲にしている人が

多いのではないでしょうか。

そんな現状を知っているからこそ、

私は子育て、教育は先生方に任せず

すべて自分でやる覚悟でいます。

・子どもが迷惑をかけたら、きちんと教える

・勉強で分からないことがあれば可能な範囲で教える

・子どもが悩んでいたら、見守りながらフォローする

上記のことは親として当たり前のようで、

できていない家庭はたくさんあります

(家庭も多様化しているのでしょうがない部分もあります)。

できないことを学校に強要するから、先生方は「子どものため」と

思いながら善意でやってくれますが、疲弊し、いつかはつぶれます。

今後の学校教育がよくなるためにも、まずは自分が

学校に過度に期待することはやめ、

親としての務めをしっかり果たしていきたいです。

当たり前の日常に感謝できる

3つ目は「当たり前の日常に感謝できるようになった」

ことです。

教員時代、「子どものために」という想いをもちながら

日々の業務をこなすことに精一杯。長時間労働、家に帰っても仕事の

ことで頭がいっぱいで、自分を大切にできず、心の余裕はなかったです。

それが今では、業務は時間内にやりくりできる環境、定時退社、朝も

そんなに早くない出勤なので、心の余裕が生まれました。

そして心の余裕が生まれたことで、のんびり考え事をする時間もでき、

色々なことに感謝するようになりました。

・病気もなく健康に過ごせていること

・今の妻と結婚できたこと、子どもが生まれたこと

・現在の人間関係が良好なこと

・自分のリズムで生活できていること

これらは心に余裕がないと考えられなかったことであり、

また、現在の職場環境に満足できているのは

教員時代の不満、大変な経験があったからこそだと思いました!

そう考えると前職で教員を経験していたことは

まったく無駄ではないと感じるようになりました。

まとめ

今回は「教員を経験して得たこと3選」を

テーマにお話しました。

①子どもについての知識・理解が深まる

②学校に期待してはいけない考えが身につく

③当たり前の日常に感謝できる

このブログを読んでくださっている方は、きっと

現在教員をしている人が多いでしょう。

その方々に一番伝えたいことは

「教員を続けても辞めても、その経験は

決して無駄にはならない

ということです。

これは教員だけでなく

すべての職業に当てはまりますが

現在苦労している経験というのは、将来に必ず生きます。

しかし、今の居場所に留まってよいかというのは

別問題です。

苦しさが変わらないのであれば、自分で行動して

新たな一歩を踏み出さなければいけませんし、

もう少しがんばれそうなら、続けてみるというのも

いい経験になると思います。

最終的に決めるのは自分自身。

後から「こうすればよかった~」と思わないように

悔いのない人生を一緒に目指していきましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

先生方、1学期お疲れ様でした。

夏休み中も仕事があるとは思いますが、

少しでもリフレッシュしてください。