「毎日学校で休みなく働いて、心や体がボロボロ」
「教員を辞めたいけど転職しても大丈夫?」
「教員から転職するメリットは?」
今年もあとわずかとなりました。
皆さんはどんな1年間だったでしょうか?
私は
・4月に転職
・7月に子供が生まれる
・副業に向き合い始める
となかなか濃い1年でした。
その中でも、教員から民間に転職したことで
生活スタイルがガラっと変わり、
民間の良さ悪さを体験しました
今回は、そんな私が
「教員からの転職をおすすめする理由」についてを
記事にしました。
結論を先にお伝えすると
・労働環境の改善
・心の余裕が生まれる
・様々なことにチャレンジできる
です。
補足ですが
私は教員として働いている方々を
否定する気はまったくありません。
あくまで個人の意見として
受け止めていただきたいですし、
教員として無理に働いている、
不満が溜まっている人の心が軽くなったり
少しでも役に立った内容をお伝えしたいと
考えています。
それでは順番にみていきましょう!!
教員から転職をおすすめする一番の理由は労働環境の改善
「今はきつい時期だけど、時間が経てば楽になる」
「文科省や教委が働き方を改善してくれる」
「なんだかんだ公務員だから安定している」
私は教員時代、このようなことをよく考えていました。
しかし、実際はどうか?
・責任のある仕事がどんどん振られる
・教員不足を「やりがいアピール」で改善しようとする
・給料・福利厚生は安定していても体・心は疲弊している
教育現場は年々、悪化しているような気がしています。
悪化している原因は
・教員のなり手がいない(代替講師も見つからない)
・「子どものために」という理由で仕事を削れない
・時代の流れで次から次へと新たな教育が推進される
(ICT、英語、プログラミング、キャリア、性教育など)
など、他にも多くの原因が考えられます。
そもそも教員は授業、成績処理、学級経営で
勤務時間はいっぱいになります。
なので、多くの教員が
・授業準備、教材研究
・校務分掌
・保護者対応、地域との連携
・部活動
・学年間での打合せ等
を勤務時間外に行っています。
「教員だから仕方ない?」
「子どものためだから仕方ない?」
「仕事ってそういうもの?」
私は労働環境に不満をもちながらも
こういった疑問が年々強くなり、
「民間企業も一度は経験してみるのもアリか」と
考え、転職しました。
もう少しで転職して1年になります。
もちろん今の仕事でも大変なことはあります。
しかし、教員時代とは比べものにならないくらい
労働環境はいいです。
・就業時間が守られている
・残業代が出る
・休憩時間がある
・利益につながらない仕事は削減
・人手不足なら仕事内容を見直し、削減
もちろんこれは一例であり、すべての
企業はそうではありません。
しかし、今の労働環境を変えたいのなら
文科省や教委に期待せず、
自分自身で働き方を変えていかなければ行けません。
・振られた仕事は断る
・授業準備は最低限
・しっかりと自分の要望を伝える
(時間外労働はできません!等)
上記のことが私にはできませんでした。
自分が過度に手を抜いたり、断ったりする分
子どもたちや同僚に迷惑を掛ける、
そう思って日々がんばっていました。
しかし、教育現場は今後も大きくは変わりません。
私のように今の労働環境に不満があるのであれば
教員からの転職はおすすめします。
教員から転職をおすすめするのは心に余裕が生まれる
先ほど述べたように「労働環境を改善」は
転職に限らず、教員として働いていても
できることはあります。
しかし、教員の働き方改革を自身で進めていくと
・子どもたちと向き合える時間が減る
・保護者、地域の方々との関係が疎かになる
・同僚との関係が疎かになる
どれかにぶち当たると思います。
たとえば、勤務時間内に帰ると決めたら
・休み時間は成績処理や分掌等の仕事
・給食も素早く食べて仕事
・授業の隙間時間に仕事
このようなスタイルを続けていたらどうなるか
・子どもたちと深く関われない
・毎日時間に追われ、心の余裕がなくなる
・保護者や地域との連携が疎かになる
・同僚とのコミュニケーションも疎かになる
というように人間関係が崩れ、
時間や心の余裕がなくなるのです。
もちろん、教員経験が長くなればなるほど、
授業準備や分掌の仕事も時間がかからないでしょう。
しかし、その分、若手のフォローや
学校全体を支える役割を担わなければいけません。
実際、40代、50代のベテラン教員でさえ、
若手と同じくらい精神疾患で休職するデーターもあります。
「経験が長くなれば楽になる!」とは
言い切れないでしょう。
これは民間企業も同じですが、
従業員のことを想っている経営者ほど
長時間労働にならないように
仕組化を常に意識して改革しています。
私の会社もそうです。
自分にマッチした求人を探すのは大変ですが
「時間や心の余裕がほしい」という方は
まず一歩、転職活動をしてみることをおすすめします。
教員から転職して様々なことにチャレンジできる
「変化の激しい時代」
「人生100年時代」
「グローバルな時代」
世の中はものすごいスピードで
日々変化しています。
その時代の流れについていくには
社会のことを日々学び、
行動していく力が求められます。
副業もその1つです。
1つの仕事だけに捕らわれず、
自分の興味のあることに
挑戦できる時代です。
民間で今の会社に不満がある人は
・転職
・副業
でどんどん自分の理想を追い求めています。
教員はどうか?
・日々の業務で疲労困憊
・時間確保が困難
・公務員はそもそも副業禁止
長時間労働と公務員という縛りで
挑戦するのが難しい現状です。
副業は心や時間の余裕がある人ほど
モチベーションを保って続けることができます。
教員は給料・福利厚生が充実していますが、
変化の激しい時代、今後どうなるかは
誰も分かりません。
・もっと収入がほしい
・労働環境をよくしたい
・ワークライフバランスを整えたい
そのような希望を実現するためには
自分で掴み取らなければいけません。
「今日が人生で一番若い日」です。
教員としての働き方に不満があるのなら
自分にできることを探して行動してみましょう。
教員から転職をおすすめする理由のまとめ
今回の内容をまとめると
・長時間労働の改善
→時間外労働の少ない企業へ
・心の余裕が生まれる
→仕事量が多くなければ、ゆとりができる
・様々なことにチャレンジできる
→人生何が起こるか分からない。自分で備える力を!
私は教員という仕事が好きで、
現在も教員として頑張っている人の
役に立てればと思って、情報発信しています。
一方で、教員の労働環境は今後もよくなる兆しは
ありません。
森山文部科学大臣が
「正直、名案はない」
と言ったのも変に納得してしまったのを覚えています。
日本にはたくさんの学校があり
児童生徒、教員、それに関わる人々が大勢います。
・児童生徒の思い
・教職員の思い
・保護者、地域の思い
それぞれの意見を汲み取っていたら
教員の労働環境が改善されるのは
徐々に、徐々に、、、です。
私は
・そんなに待ってられない
・自分でもやれることをやったが、
学校の労働環境は変えられない
・自分の人生、楽しく生きたい!
と思い、転職することにしました。
「教員だけがすべてでない」
他の職業に就くのも悪くないし
むしろ新たな発見があるかもしれません。
また、教員をやりたくなったら、戻ればいいだけです。
ぜひ、教員を無理に続けて
体や心だけは病まないようにしてください。
せっかくの一度きりの人生ですから。